au 新料金のここが「分かりにくい」「安くない」(1)

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 KDDIは4日、ユーザーが端末の購入方法を選ぶことができる「au買い方セレクト」を11月12日に始めると発表した。会見した高橋誠取締役執行役員常務は「販売方法はいつかは見直そうとしていたこと」と説明するが、先頃発表された総務省モバイルビジネス研究会の方針案を受けての対応策であることは間違いない。(石川温のケータイ業界事情)

 今回、発表されたのは従来の販売方式に近いモデルとなる「フルサポートコース」と、端末購入時に補助が受けられない代わりに毎月の支払額が低廉化される「シンプルコース」の2つ。シンプルコースでは、基本料金が月額1050円(税込み)となるプランも用意され、普段、あまり携帯電話を使わないユーザーに配慮した料金体系となっている。


■仕組みが分かりにくい理由

 高橋氏は「いままでにないわかりやすいプラン」と力説したが、記者会見場にいた多くのマスコミ関係者には戸惑いの表情が見て取れた。正直言って、「一体、得なのか損なのか」がとても分かりにくいのだ。会見終了後、記者が一斉に高橋氏の周りに群がったが、その様子が記者たちの困惑ぶりを何より表していた(自分もその一人ではあるが)。


 フルサポートコースは、auのサービスを積極的に使うユーザー向けの仕組みとなっている。端末購入時に店頭価格から2万1000円が割り引きされる。また、auポイントの付与率が拡大され、毎月の支払額が多いユーザーには大量のポイントが与えられるようになっている。次回の機種変更時に、支払い総額から貯まったポイント分を割り引くことが可能だ。

 ただし、2年契約が条件となる。契約期間中に解約や一時休止、機種変更などを行う場合は、「フルサポート解除料」として利用期間に応じた金額を支払わなくてはならない。解除料は、利用開始から12カ月目までが1万8900円、13カ月目~18カ月目が1万2600円、19カ月目~24カ月目が6300円といった具合だ。

 auポイントは、このフルサポート解除料の支払いにも利用できる。毎月、多額の料金を支払っているユーザーはポイントも貯まりやすく、ポイントだけでフルサポート解除料を払うことができる。 つまり、ヘビーユーザーは2年を待たずとも新機種に乗り換えることが可能なのだ。



 高橋氏は「ソフトバンクモバイルの新スーパーボーナスの場合は条件設定が一律で、使用料が多いユーザーと少ないユーザーの間の不公平感を是正したプランにはなっていない」と語る。一方、フルサポートコースは、利用額に応じたポイントを付与することで高額利用者と低額利用者の不公平感を解消したという。

 しかし、端末価格とフルサポート解除料、ポイントシステムが組み合わされたことで、ユーザーにとってはかなりわかりにくい仕組みになってしまった。

 もし、フルサポートコースで端末を購入し、しばらく使い続け、機種変更しようとした場合のことを考えてみよう。店頭で端末価格が表示されていても、実際に自分がいくら払うのかはその場ではわからない。

 まず、自分が前回いつ端末を購入し、ポイントがいくら貯まっているかを確認してからでないと、実際に支払う金額が見えてこない。店頭の端末価格からまず2万円を引き、次に契約期間から算出されるフルサポート解除料を上乗せし、さらに貯まったポイントを引くことで、ようやく支払う金額が出てくるというわけだ。「機種変更しようと思ったが、調べたらポイントがあまり貯まっていないので断念した」ということも出てくるだろう。

■意外と安くない月額1050円の「シンプルコース」

 モバイルビジネス研究会の方針案に出ていた、販売奨励金と端末価格、料金プランを明確化させた「分離プラン」と呼ばれるものに対応したのが、シンプルコースとなる。

 端末の購入金額から一切割り引きはされないが、毎月の基本料金はかなり抑えられているのが特徴だ。「シンプルプランL」は基本使用料が月額2625円で通話料が1分10.5円、「シンプルプランS」は基本使用料が月額1050円で通話料が30秒15.75円となっている。

 月額1050円と聞くと、ソフトバンクモバイルが提供するホワイトプランの月額980円に匹敵するように思え、かなり「攻め」の料金設定に感じる。しかし、実際に既存のプランと比較してみると、必ずしも安くはないことがはっきりとしてくる。

 auのMoU(monthly minutes of use、月間平均通話時間)は約140分なので、これを元に料金比較の試算をしてみたい。なお、約140分という数字は07年3月期第4四半期のデータだが、計算しやすいのでこれを用いることにした(08年3月期第1四半期は139分)。


 auユーザーの平均通話時間で試算すると、「誰でも割」のプランMなら3465円で収まることになる。シンプルコースよりも圧倒的に既存のプランを使った方が安い結果になるのだ。

 「誰でも割」は月額基本料金を半額にしながらも、無料通話分を残したサービスとなっており、プランM以上では、基本料金として支払う金額よりも無料通話分が多いという現象が生まれている。

 つまり、ケータイを平均的に使うユーザーであれば、既存の料金プランとフルサポートコースの組み合わせが無難という結果になる。高い端末料金を支払い、シンプルコースを選択してメリットが出てくるユーザーは、毎月、ほとんどケータイを使わず、待ち受け用途がメインというユーザーに限られてくるだろう。

引用元:IT PLUS
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